1. 位置付け

この講義でのリアクションペーパーとしては,大きく分けて以下の2つを想定しています:

このように,リアクションペーパーは,あくまでもその回の講義をきちんと聴いていたということを前提しています。もちろん,以上の2つに当てはまらないようなものであっても,その回の講義に関連しているものであれば,なんでも受け付けます。

この講義でのリアクションペーパーの位置付けはあくまでもオプショナルなものです。すなわち,:


2. 採点基準

採点基準と言えるほどのものではないのですが,教員から見て,鋭い,あるいは痛い点をついてるものには高い点を与えます。例えば:

期末試験の場合には,一応の採点基準を出して,それに沿って採点しています。こういう形で,同じ答案について異なる点が付くような不合理をできるだけ減らしています。

これに対して,正直に言うと,上で見た通り,リアクションペーパーの採点は,かなり教員の主観の余地が大きいと思います。主観の余地が大きい以上,学生側では対策するのが困難であるような,運不運の余地も大きくなります。きちんと講義を聴いて,みっしりと文字で埋めているようなものでも1点しか採れないかもしれません。逆に,あまり講義をきちんと聴いていなかったっぽい,2行程度のものでも,それが,「確かに私が説明不足だったな」と反省した内容についての質問だった場合,私が気付かなかった講義進行上の問題をついた意見だった場合などには,私はそれに3点を付けるかもしれません。

以下では,1点も採れないようなレスポンスについて説明します。

3. 点数を与えることができないケース

3.1 代理提出

リアクションペーパーも成績評価のための資料であるということでは試験と同じです。その限りでは,質的には,代理提出は試験の替え玉受験と同じことです。明らかに不正行為であることは間違いないので,リアクションペーパーの代理提出は行わないようにしてください。

3.2 その回の講義とは無関係なもの

リアクションペーパーの中には,明らかに講義を聴かずに,スライド配布用紙だけを見て書いたものがあります。「1. 位置付け」で既に述べたように,あくまでもその回の講義を聴いていた(その回の講義に関したことを書く)というのがリアクションペーパーの前提ですから,明らかに講義を聴いていないもの,その回の講義とは無関係なものについては,点数を付けません。