このページは,駒澤大学 経済学部 市民と経済学において,講義内に提出するリアクションペーパーを書く際の注意事項,採点基準等をまとめたものです。
関連する情報資源としては:
この講義でのリアクションペーパーとしては,大きく分けて以下の2つを想定しています:
講義内容に関する質問・意見・感想を受け付けます。質問に対しては,Web上で答え,同様の疑問を持った学生に対しても,役立つようにします。(講義内容に関する単なる感想についてはWebではこれを公開しません)。
講義形式(講義のやり方,講義の受け方等)に関する質問・意見・感想を受け付けます。レスポンスを要する質問に対してはWebで答え,レスポンスを要さない意見・提案等についても必要ならばWebで列挙します。改善するべき点があればそれに従います。それを通じて,学生の代表的意見がどういうものか,またそれに対して私がどのように対処している/対処していないのかが明らかになります。
このように,リアクションペーパーは,あくまでもその回の講義をきちんと聴いていたということを前提しています。もちろん,以上の2つに当てはまらないようなものであっても,その回の講義に関連しているものであれば,なんでも受け付けます。
この講義でのリアクションペーパーの位置付けはあくまでもオプショナルなものです。すなわち,:
出席票代わりのものではありません。(そもそもこの講義では出席を取りませんし,出席必要日数も定めていません)。出席したら必ず無理にでも提出しなければならないというものではありません。
リアクションペーパーの得点は平常点/試験点とは別に,それに追加的に加算されるボーナス点です。その提出が単位認定の条件には決してなりません。しかも,1回あたりの満点は3点という少ない点です(通常は1点の採点が多いと思います)。
優秀なリアクションにしか点数を与えません。すなわち,リアクションペーパーを提出したからと言って,点数を獲得できるとは限りません。
採点基準と言えるほどのものではないのですが,教員から見て,鋭い,あるいは痛い点をついてるものには高い点を与えます。例えば:
期末試験の場合には,一応の採点基準を出して,それに沿って採点しています。こういう形で,同じ答案について異なる点が付くような不合理をできるだけ減らしています。
これに対して,正直に言うと,上で見た通り,リアクションペーパーの採点は,かなり教員の主観の余地が大きいと思います。主観の余地が大きい以上,学生側では対策するのが困難であるような,運不運の余地も大きくなります。きちんと講義を聴いて,みっしりと文字で埋めているようなものでも1点しか採れないかもしれません。逆に,あまり講義をきちんと聴いていなかったっぽい,2行程度のものでも,それが,「確かに私が説明不足だったな」と反省した内容についての質問だった場合,私が気付かなかった講義進行上の問題をついた意見だった場合などには,私はそれに3点を付けるかもしれません。
以下では,1点も採れないようなレスポンスについて説明します。
リアクションペーパーも成績評価のための資料であるということでは試験と同じです。その限りでは,質的には,代理提出は試験の替え玉受験と同じことです。明らかに不正行為であることは間違いないので,リアクションペーパーの代理提出は行わないようにしてください。
リアクションペーパーの中には,明らかに講義を聴かずに,スライド配布用紙だけを見て書いたものがあります。「1. 位置付け」で既に述べたように,あくまでもその回の講義を聴いていた(その回の講義に関したことを書く)というのがリアクションペーパーの前提ですから,明らかに講義を聴いていないもの,その回の講義とは無関係なものについては,点数を付けません。